ゴムの話

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ゴムと鋼はどちらが強いか

鉄鋼メーカーでは鉄鉱石、石炭、コークス等を大きいホッパーで貯めたり取り出したりしていますが、
この大きいホッパーの内側にはゴムが張り付けられたりしています。
鋼鉄のホッパーでは磨耗が激しいのでゴムを張り付けて磨耗を防いでいるのです。

一体、ゴムと鋼のどちらが強いのでしょうか。

材料を破壊するためのエネルギーは引張り強さ(M Pa)と伸び(%)の積、
つまり抗張積で代えることが出来ますが、普通機械部品として使用される
やや上等のパッキンに使用されるゴムは引張強さ20M Pa、伸び400%くらいで一方、
鋼は一般鋼材として代表的なSS400は引張強さ 450M Pa、伸びは17%です。

したがって、ゴムの抗張積は8000、鋼(SS400)の抗張積は7650となり、ややゴムが勝ります。
いずれもごく普通に使用されている材料です。

このことから、過酷な条件で使用されている自動車タイヤがゴムで出来ている事もうなずけます。

黒いゴムは強い

軽自動車からジャンボジェット機のタイヤまで、厳しい状態で使用されるタイヤは全て黒色です。
これは黒色のゴムは強いからなのです。
それはゴムの補強材としてカーボンブラックを配合しているからです。

御客様のご要求で黒色以外の色のゴムを作ることは出来ますが、
カーボンブラックに勝る補強材がありませんので、強度的に弱くなります。
黒色以外に着色したゴムは透明感もなく美しいものではありません。
弊社では出来るだけ黒色ゴムをお勧めしています。
(補強材を必要としないゴムはその限りではありません。)